ゴルフスイングのトップが全然決まらなくて悩んでいる、というゴルファーはとても多いですよね。
実は私も100が切れない頃は散々悩んで練習場で色々なトップを作っては、ひたすらゴルフボールを打っていました。
このブログを読んでいただいているあなたには同じ回り道をしてほしくないので、正しいトップを決める方法をお伝えしようと思います。
目次
ゴルフスイングのトップに絶対の正解は無い
プロのスイング動画をネットで見ていると、綺麗なトップで真似したくなりますよね。
あなたもゴルフスイング作りの参考にしているプロがいるのではないでしょうか。
しかし、プロの真似をして同じようなトップを作ろうとすることは大きな間違いです。正確に言えばプロの真似をすることは不可能なんです。
その理由は、プロとアマチュアのフィジカルの差です。
プロとアマチュアでは年齢、体格、筋力量、柔軟性などがまったく違います。プロのようなトップを作りたいと思っても、フィジカルが違い過ぎてそもそもプロと同じ形を作ることが出来ないのです。
さらに色々なプロのスイングを比べていくと気付きますが、人によってトップの形が大きく違います。クラブが立っていたり寝ていたり・・・。これは何故なのでしょうか?
その答えは、同じプロでもフィジカルの条件が違うのでやはり同じトップにはならず、人によって最適なトップの形が変わってくるからなんですね。
つまり、ゴルフスイングのトップには絶対の正解と言えるものが無く、人によって正しいトップの形は違うということになるんです。
ゴルフスイングのトップは自然に決まる
トップの形に正解がないことは分ったけど、自分にとって正解と言えるトップの形を作るにはどうすればいいのか?という疑問が出てくると思います。
結論から言うと、トップは作るのではなく最低限のポイントを押さえて正しい動きをすれば自然とそこに収まるのが正解ということになります。
何を言っているのかわからないと思いますので、詳しく解説していきますね。
先ほど『トップに絶対の正解は無い』と言いましたが、ゴルフスイングの精度を上げる為に最低限守らなければならないポイントというのがあります。
そのポイントを守った上でゴルフスイングをしたときに自然に出来上がるトップの形というのが、あなたにとっての正解のトップの形ということです。
だからこそゴルフスイングのトップは作るのではなく『決まる』んです。
ゴルフスイングのトップを決める3つのポイント
それでは早速トップを決めるポイントについて詳しく解説していこうと思います。
トップの形を決めるポイントは全部で3つです。
- 右ひざの角度
- 両脇の締め付け
- 右手の手首の形
それぞれ解説していきます。
ゴルフスイングのトップを決めるポイント①右ひざの角度
右ひざの角度とは、ゴルフボールの前にアドレスした時の右ひざの状態を、トップまで維持するということです。
初心者や独学でゴルフスイングを身につけた方に多いのですが、テークバックの時点でどんどん右ひざが伸びていってしまう人がいます。
この状態でトップまでクラブを持ってくると、背骨の回転軸が飛球線方向に傾いてしまい左肩が下がった状態になってしまいます。
いわゆるリバーススイング、という状態ですね。
リバーススイングはトップやダフリ、スライスなどミスショットなどに繋がる間違ったトップの形です。
色々な方と一緒にゴルフしてきましたが、私の経験でリバーススイングで80台で回る人を見たことがありません。
その悪癖の元となるのが右ひざの伸びあがりということになります。
アドレスで作った右ひざの角度はテークバックからトップまで絶対にキープさせましょう。
ゴルフスイングのトップを決めるポイント②両脇の締め付け
トップの悪い形と言われているフライングエルボー、つまり右ひじが高く上がって上を向いた状態になっており、右わきが開いた状態になっていることを表した用語です。
フライングエルボーになっていると右ひじがスイングプレーンを外れて動くため、スイングが安定しません。
このフライングエルボーを防ぐためにポイントとなるのが、アドレス時の両脇の締め付けです。
しっかりと両脇を締めた状態でテークバックすればひじの可動域が限定されることで自然とオンプレーンの状態でトップまでクラブを持ってくることが出来ます。
右手が余計な動きをしなくなるので、右わきが閉じたトップに決まることでフライングエルボーを防ぐことが出来るんです。
ゴルフスイングのトップを決めるポイント③右手の手首の形
トップで最も注意する部分が右手の手首の形になります。トップで右手の甲が内側に折れてしまうとスライスやシャンクになってしまうからです。
これを防ぐためには右手をオカモチの形にする必要があります。
最近では殆ど見かけませんが、そば屋の出前がざるそばを積み上げた状態で配達するときの右手の形なんですが、少しわかり辛いですね。
ウエイターが右手でプレートを支えて、その上に料理やグラスを載せて運んでくるときの右手の形、と言ったほうが分りやすいでしょう。
とにかく、右手の手の平を上に向けた状態にすればいいのですが、これが結構辛くて今まで意識していなかった人には難しいかもしれません。
細目に右手首を柔軟して柔らかくして、自然に右手の手の平を上に向けられるようにしましょう。
トップが決まればゴルフスイングが安定する
トップを決める3つのポイントを理解したら、一度大きな鏡の前でスイングしてトップで止めてみましょう。
全てのポイントがしっかり守れていれば思ったよりも浅いトップになり、しかもその状態を維持するのが結構苦しいと思います。
しかし、それが正しいトップの形なんです。
トップが決まればゴルフスイングが安定するので、ショットが改善します。
まずは3つのポイントを守りながら、意識しなくても正しいトップの形に決まるようにトレーニングしましょう。
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